日曜の夜に、ずどーんと落としてくれる「ごめん、愛してる」
いや〜、今期の日曜ドラマ「ごめん、愛してる」
クライマックスに差しかかり、ますますどん詰まりの様相ですね〜!
日曜の夜に、これでもか!というほど悲しい気分に落としてくれます。
見ていない人がいるかもしれませんので「ごめん、愛してる」のストーリーを簡潔に説明しますと、
岡崎律(長瀬智也)は、自分の命が残り少ないことを知り、自分を昔施設に捨てた実の母親を探す。
しかし、見つけた母親の姿は、自分のことなど全く頭にはなく、弟のことばかり溺愛するのだった。
嫉妬と絶望に葛藤しながらも、人生の最後には「誰かの役にたちたい」という思いを持つ律。
偶然出会った凛華のことを好きにはなるものの、自分の境遇を考え、自分の気持ちを抑える。
でも凛華はそんな律にどんどん惹かれていくのだった。
重すぎる自分の悩みを一人抱える律。
でも、自分がいなくなった後のことを考え、自分が大事に思っていた人たちの役に立つように、密かに準備している。
これは、もともとは韓国のドラマですが、ちょっと設定や登場人物が変わっている部分があるようです。
このドラマで、主人公の岡崎律を演じる長瀬くんのかっこよさをあらためて再発見しました!
最近ドラマでも、中性的で温和な男性が多いのですが、律は男気溢れる「男」っていう感じ。
優しくて、おしゃれや趣味の話も合って・・・そういう男性像も良いのですが、細かいところは通じなくても、いざという時に心身ともに女性をどーんと受け止めてくれそうな、そういう「男らしさ」を感じさせます。
(でもやっぱり愛を求めていて、たまに切ない目をするところが、思わず胸キュンです。)
長瀬君の大きな手、いいですね〜!
それに比べると、坂口健太郎さんの演じる日向サトルが、かわいそうなくらいかっこ悪い役回り・・・!
自由奔放なサックス奏者、古沢塔子にはずっと片思いで、ようやく婚約までこぎつけたと思いきや、「一度も好きになったことがない」とこっぴどい振られ方をして、自暴自棄になって車の事故を起こし、入院!
今度はいつもそばにいてくれた、幼なじみの凛華を好きになる。
凛華は律のことが好きなことをはっきり自覚するものの、心臓の持病があり、ショックを受けさせてはいけないというサトルの状況に、拒否することもできない。
そんな凛華の気持ちを薄々感じながらも、縛りつけようとするサトル。
サトルのことが好きだった凛華のことを散々振り回しておいて、片思いの相手に振られたとたん、やっぱり君が大事だと気がついた、なんて・・・
都合良すぎるだろ!
これはいくらなんでも、演じる坂口健太郎さんかわいそうよ〜!
「東京タラレバ娘」の時は、金髪が似合っていてかっこよかったのに(でも最後はストーカー化していましたが・・・)。
そりゃあ凛華でなくても、律にいくでしょうって思います。
でも、ピアノのシーンでは坂口健太郎さんが本当に弾いているようです。
すごいですよね〜!そんな簡単に弾けるようにはならないと思うので、才能があったのでしょうか・・・。
それにしても長瀬くんは、今期のドラマの俳優では、ナンバー・1ですね!(私の独断ですが)
正直、ドラマ見るまでは失礼ながら予想していませんでした。
もう”TOKIOの人”って感じで・・・「みんなおじさんになったよね」なんて思っていたので。
演技も本当にうまいし、引き込まれます。
さて母親演じているのは大竹しのぶさんですが、律からするとあまりにもひどい母親なので、大竹さんのイメージまで悪くなりそう。
でも、実はこれには秘密があるんですね・・・(今から明かされるはず)。
そうそう原作では律と、同じ施設で育った若菜とは双子らしいです。
いよいよクライマックスを迎えようという時期ですが、まさかまさか、律がサトルに心臓あげておしまい、ではないでしょうね?
原作は、自分の母親も律が自分が昔捨てた子供だったということがわからないまま、しかも究極的に救いようのない結末だとか!?
そんな終わり方だったら・・・。
もうちゃぶ台ひっくり返しますよ!!!(ないけど)
どんだけ悲しい終わり方なんだよっ!
韓国版とは違う終わり方にして〜。日曜日だし!
また今回主題歌を歌っているのは、宇多田ヒカルさん。
切ない歌がドラマを盛り上げます。
iTune storeで曲を購入しましたが、しょっちゅう聴いて入るので、子供たちも
「愛して〜る〜♩愛して〜る〜〜♫」といつも歌っています。
宇多田さんといえば、サントリー天然水のCMで使われている
こちらの曲もいいですよね!
本当にこの人の歌声は、心癒されます。
今日も楽しみに見ようと思っています。
武井咲さん・・・本当に秘密の手帖を持っていた!?
そろそろ夏のドラマも最終回が近づいてきましたね。
私は「黒革の手帖」を途中から見始めまたのですが、けっこう面白くてはまっています。
まず武井咲さんがとんでもなく美しい!
着物をピシッと着ている姿は、同じ女性でも見とれてしまいますね〜。
私は5年くらい前に都心の方で、イベントで来ていた武井咲さんを見たことがあるんですけど、顔が小さくてスタイルがよくて、もう「別次元の人間」でした。
だからあのスタイルに合う着物、難しいですよね。
普通の着物じゃ丈や袖が短すぎるだろうし、細いから着付けも大変だろうな・・・。
また今回のドラマでは、今までの清純派女優から大人の女優として脱皮してますね。
色気のある仕草や、絶妙なアングル、そのままポスターにしたいくらいです。
ただ、野心家で自分の目的のためには人を騙すことも厭わない「悪女」の部分が感じられないのは残念!
そのぶん脇役が、高畑淳子さん、高嶋政伸さん、奥田瑛二さん、伊東四朗さん、仲里依紗さんと個性派・演技派の役者さん揃いでドラマを盛り上げています。
特に・・・高畑淳子さんの迫力には圧倒されます!
息子の裕太さんの事件以来、このドラマでテレビの本格復帰となった高畑さん。
結局あの事件も、ちょっとよく分からない部分があったまま・・・。
高畑さんは事件の報道の内容に不満があったと言われていますが、私生活での苦労も、芸の肥やしになっているような気がしますね。
仲里依紗さんも「あなたのことはそれほど」で演じていた頭の良い妻役とは正反対の、ちょっと下品で野心家の女性を演じていているのですが、「女の厭らしさ」がそこはかとなく出ていて・・・とっても良いですね〜。
こんなに上手な女優さんだったとは!知りませんでした。
さて、ドラマも武井咲演じる元子が、利用した人間たちから復讐されていく様相になり、クライマックスを迎えようという最中・・・。
突然のEXILEのTAKAHIROさんとの結婚報道!?
しかも武井さんのお腹には赤ちゃんが?
もうびっくりですね!!!(☆o◎)
もちろん、妊娠はおめでたいことなんですけど、そこは芸能人。
ドラマやCMの契約もあるだろうし、女性タレントのプロダクションは(武井さんはオスカー所属)相当頭抱えているのでは・・・。
オスカーといえば、上戸彩さんとこれまた元EXILEのHIROさんも結婚していましたよね。
こちらはおそらく、何年も前から根回しして、プロダクションも一応納得する形で結婚したんでしょうけど・・・。
オスカーは25歳までは恋愛禁止となっているけど、咲さんはまだ23歳だし。
今回は「妊娠」が先だったので、プロダクションも親も怒っているかも?
と思っていたら、武井咲さんが昔、「23歳で結婚したい」と言っていた、と無計画ではないアピール報道。
まあ、絵に描いたような美男美女カップルで、生まれてくる子供もそりゃあ美しい赤ちゃんだろうし、おめでたいのですけど。
咲さんは秋からのドラマ「今からあなたを脅迫します」でディーン・フジオカさんの相手役でかなり重要な役どころみたいなのですが、こちらも無事できるのか心配ですね。
妊娠は本当に個人差があって、臨月まで働ける人もいれば、つわりが重くて入院してしまう人もいて、本人の意思でどうにかなるものでもありません。
私はつわりがほとんどないタイプだったのですが、妊娠中は異様に眠かったり、疲れやすかったり、お腹が張ったり、トイレが近くなったり、だるかったり・・・とにかく普通の状態ではないんですよね。
くれぐれも「周りに迷惑をかけたくない」などと、無理はしてほしくないですね・・・。
母親と赤ちゃんの命には替えられないので。
そしてネットでは今のドラマになぞらえて「黒革の母子手帳」などと言っていたりするようです。
もう武井さんが母子手帳をもらっているかは不明ですが、もしもらっていたとしたら、発表までは絶対極秘の手帳だったでしょうね。
本当に、今はプライベートの通話記録や写真まで流失してしまうんですから!
でもちょっと「黒革の母子手帳」なんて、怖いですよね。
ちなみに、手帖も手帳も意味はほぼ同じらしいです。
原作では「手帖」が使われていますが、母子健康手帳では「手帳」。
なので、漢字表記もどちらも使って書きました。
・・・ところで実はこのドラマの原作は、最後はかなり恐ろしいらしいのです。
(もしかしてネタバレかも?原作の結末を知りたくない人はこの先を読まないでくださいね)
なんと、元子が流産してしまい、その上命まで・・・?という結末!
今回のドラマの結末は違うかもしれませんが、なんだかちょっと不吉ですよね。
ところでこのドラマに出ている高嶋政伸さんも先日お子さんが生まれました。
昔は誠実なホテルマン役で「ねえさん!」と言っていたのに、いつのまにか変人役ばかり!
実は20年ほど前、高嶋さんを見たことがあるのですが、顔が小さくスラッとしていてけっこうな男前でびっくりしました。
あの美元さんとの泥沼離婚ですっかりイメージが悪くなったのですが、俳優としては幅が広がって良かったのかも?
50歳にしてパパになった高嶋さん。でも若く見えますよね。
今日のドラマも、楽しみに見ようと思っています!
ドラム少年ビンタ騒動が、映画「セッション」とカブっていて驚いた!
日野皓正さんがコンサートの途中、公衆の目前でドラムを叩き続けている少年をビンタしたという話題、未だに尾を引いていますね。
私も、あの切り取った場面だけを見た時は「何も皆の目の前で・・」と思っていました。
しかし少年が一人ドラムソロを延々と続けていた、という証言があり、日野さんを擁護する声も多々。
ほー、そうなんだ。少年も調子に乗っちゃっていたのかな?
という感じでだったのですが、映画「セッション」を見て、理由がわかったような気がしました。
- 「セッション」とはどういう映画なのか
- ドラマー=「演奏家」というより、まるで「ボクサー?」
- ビンタされた少年が演奏を続けていたワケ
- *ドラムソロのその結果(完全にネタバレあり)*
「セッション」とはどういう映画なのか
先週、DVDをレンタルしにいったのですが、旦那がこれ見ない?というので何の予備知識もなく借りてきました。
私は知りませんでしたが、第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、3部門で受賞をした映画です。
監督デミアン・チャゼルは、この「セッション」で成功を収めて、あの大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」を製作するに至りました。
あらすじを簡単に説明すると、
19歳のアンドリュー・ニーマンは、偉大なドラマーになるべく、アメリカの最高峰の音楽院へ進学。そして最高の指揮者として名高いテレンス・フレッチャーの指導を受けることになります。
しかしフレッチャーの指導は常軌を逸した厳しさ!
肉体的・精神的に追い詰められたニーマンは、とうとうドラムの道を諦めることに・・・。
さてどうなる?という話です。
この鬼指導者のフレッチャー役を演じていたのはJ・K・シモンズ。この映画で助演男優賞を受賞していますが、完全なるはまり役です。
フレッチャーのしごきは、しょっぱなからビンタ4回していますが、そんなものではありません!
椅子は飛んでくる、皆の前で心をえぐるような言葉を浴びせる、一瞬優しい顔を見せたかと思えば、突き落とすような冷酷な態度をする。
偉大なドラマーになりたい!という野望にとりつかれたニーマンもまた、最初はたじろいでいるものの、フレッチャーに負けてはいません。
指のマメが潰れて血だらけになりながらドラムを叩き続けるのです。
ドラマー=「演奏家」というより、まるで「ボクサー?」
そこでハッとしましたね。
ミュージシャンて、イメージのように華麗なものじゃないんだ。
目と耳と手を動かしているだけで奏でられるものではないんだって。
実際、弦楽器なら腕や指、背中の強靭な筋肉が必要だし、吹奏楽器なら肺活量も必要。
ドラムなんてもう、全身運動ですよね。
実はこの映画の原題は「Whiplash」。
映画の中で登場する曲の名前でもあるのですが、「首のむち打ち症」の意味があるそうです。
ドラムを叩きすぎることで起こる障害らしいのですが、この場合は心も含めて、なのでしょうね。
最近ではX JAPANのYOSHIKIさんが頚椎を痛め、頚椎人工椎間板置換の緊急手術をしましたし、RADWIMPSのドラマーの山口智史さんも、フォーカル・ジストニアと呼ばれる、長い鍛錬の末の神経性の症状に悩まされ、ドラムが叩けなくなりました。
つまり、映画の中で描かれている肉体の酷使は決して誇張ではないのです。
この映画はプロの音楽家などからも賛否両論で、映画の中で描かれる異常な指導の描写に不快感を覚える人も多いようです。
私も、フレッチャーのような指導は、結果的には有望な音楽家を潰すことになるとしか思えません。
ビンタされた少年が演奏を続けていたワケ
ではなぜ、私がこの映画を見て、ビンタされた少年がドラムソロを続けたのかわかった気がしたのか・・・。(ちょっとネタバレ)
この映画のクライマックスで、主人公ニーマンがドラムソロを延々と続けるシーンがあります。
ジャズはその時の気持ちでの突発的な演奏が行われたりします。
それはあらかじめ決められたものではなく、生の、その時に生み出されるものであって、
楽譜などには表せない"瞬間のアドリブ演奏"!
おそらくドラムをしていた少年も、この映画を見ていたと思います。
きっと彼も、こういうアドリブをしたい、もしくは気がついたらしてしまった、のでしょう。
しかし、この会場はもちろん彼だけのものではなく、いつまでも延々と続くドラムソロに演奏している学生も、聴衆も困惑してしまいました。
このエピソードで思い出したのが、やはりRADWIMPSのドラマーが、他の人間の音を全然聴いておらず、ボーカル(野田洋次郎さん)も困惑したエピソードです。(自叙伝より)
ドラムは曲のテンポを司る上に音も大きい、バンドの中でもかなり目立つ存在です。
だから、ドラマーは独りよがりになりやすいのかも?
プロでも陥りがちなのかもしれず、ましてや彼はまだ中学生なのですから、コントロール不能になってしまったのも理解できました。
日野さんは、文字どおり「目を覚ませよー!」という感じでビンタ(?)したのでしょうね。
その場で彼を止める手段が体に直接訴えかけるしかなかった。
怪我するような体罰は絶対に反対ですが、この場合はそういうワケでもなさそうですし、これ以上外野が責め立てるのは薬になるというより、有望な若手育成に害になるのではと思います。
(映画のフレッチャーに比べたら、日野さんなんて超優しく見えてしまいますよ。)
さてこの少年の場合は日野さんにより止められましたが、映画ではニーマンがドラムソロを延々と続けます。
その時に何が起きたか・・・私なりの考察を書きましたので、下記の「続きを読む」を押してくださいね。
(完全にネタバレするので、映画を見ていない人は、ぜひ見てから読んでくださいね。)
続きを読む野際陽子さんの訃報で思い出した「ガラスの仮面」
先日、野際陽子さんがお亡くなりになりました。
つい最近まで元気にテレビにでていたような気がしていたので、本当に驚きました。
でも、野際さん81歳・・・亡くなるにはお若いですが、正直、もっと若く見えていたのでその年齢にも驚きでした!
テレビで野際さんを追悼するのに出てくる映像が「ずっとあなたが好きだった」ばかり流れていましたね。
確かに大ブームになったあのドラマの、息子を溺愛する母親役は野際さんをさらに有名にしたと思います。
でも・・・
他にも野際さんのハマリ役、あったじゃない!?
私の中ではなんといっても、ドラマ「ガラスの仮面」の月影先生です!
北島マヤ役は安達祐実ちゃん(いや、もう「ちゃん」じゃないか)で速水真澄役は田辺誠一さん。
ちょっとそこは「うーん?」という感じだったのですが、野際陽子さんの月影先生は、もうそのまんま!
(というか、実写になると、月影先生ってかなり異様な人物ですよね。)
しかし、連載当初から「いつ死んでもおかしくない」状態の月影先生より、野際さんの方が先に天国へ行ってしまった・・・。
そして、久しぶりに「ガラスの仮面」を思い出しました。
もともとは私の姉たちが買って読んでいたのですが、いつのまにか私が引き継ぎ、何年か前に抜けてる巻や、塗り絵しちゃっている巻を買い直して、全巻揃えていました。
・・・って、途中10年以上出なかった時があってすっかり忘れていたのですが、また単行本が出始めたので今度こそは最後までいくかな?と思っていたんですが・・・。
また止まってしまったではないですか〜!!!
マヤが、ようやく(速水さん=紫のバラの人)だということがわかって、その後好きになって、そしてようやくお互いの気持ちが通じたのに、邪魔者(紫織お嬢様)が!
さてどうなる?
とハラハラしていたのに、長く空きすぎ・・・。
新しい巻がもう出る、今度こそもう出るとの噂があり、さすがにもう新しい巻が出ただろう、と単行本を買って帰ったら、同じ巻(49巻)が家にあった!
もう時間たちすぎて何巻なのか忘れちゃいました。(_ _;)
(あ、もちろん「ガラスの仮面」のLINEスタンプも持ってますよ〜。)
美内すずえ先生、ここまで来て最終回を書く前にお亡くなりになるとかは絶対やめてくださいね!
小池百合子さんの応援するよりも、早く続きを!
きっと野際さんも、心残りだったのでは・・・。(多分)
40代子持ち主婦ですが、牛乳石鹸CMに共感しました。
「牛乳石鹸のCMがひどい」って炎上しているのは少し前から目にしていました。
でもほとんど興味なかったんですけど、昨日たまたま見た「羽鳥慎一モーニングショー」で取り上げていて、そのCMを見たんですよね。
そしたら・・・CM内容に共感してしまったんです。
世間一般では、男性が共感、女性が不快感を表すという感じらしいです。
私も3人の子供のいる主婦ですので、夫が子供の誕生日にいきなり飲んできたら
「はぁ?」(`△´#)
とはなりますね、確かに。
だけど、この夫がなぜそういう行動したのか、ちゃんと背景が描かれているんです。
CMの内容
まず新井浩文さん演じる主人公には、「ザ・昭和」な感じのお父さんがいました。
そのお父さんは、主人公が子供の頃、キャッチボールに付き合うようなタイプではなく、仕事一筋でした。
そのお父さんとの思い出・・・(牛乳)石鹸で父の背中を洗ってあげる自分。
それが(寡黙でちょっと近寄りがたいと思われる)お父さんとの、大切な触れ合いだった。
自分の中の父親とは、言葉や物をもらったことや、一緒に遊んだ事ではなく、仕事に打ち込んで妻や子供の生活を守る姿だった。
じゃあ今の自分は?
何を子供に与えられているんだろう?
と疑問に思うわけです。
ここに共感しました!
自分の父親を理想像にしているこの主人公とは違い、私の場合は、自分の育てられ方とは全く違う子育てをしてきたのですが・・・。
最近、
私の子育ての仕方、本当に良かったの?
何もかも不自由がないから、考えることもなくなっているんじゃないの?
と思っていました。
誕生日にケーキとプレゼントを買って、おめでとう!と言い合って。
クリスマスが来たら、また同じことをして。
子供に「〇〇が必要だから」と言われたら子供が周囲に引け目を感じないように用意して。
子供が生まれた瞬間から、まるでベルトコンベアーに乗ったように、「親が子供にしてあげること」が決まっているような風潮。
与えることではなく、型にはまったようなお祝いでもなく、親が真剣に仕事をして家族を守っていく姿に、子供は何かを感じられるのでは?
と主人公は悩むわけです。
自分の受けた子育てと良いも悪いも照らし合わせながら、自分も子育てしていくのですが、「正解」ってわからないですよね・・・。
そして最後の「さ、洗い流そ。」
「自分が親から与えられたもののイメージ」を流して「自分なりの父親像」になろうと決意。
だからその後の映像で、最初のバスに乗っている時とは違って、吹っ切れたような顔をしているんですよね。
ちなみに、子供へのプレゼントとケーキを持ちながら後輩を飲みに誘う、というのはちょっと無理がありますが、「自分の父親」なら、この場合必ず後輩をフォローしただろう、と想像したのでは・・・。
(保冷剤入れたら、1時間くらいは大丈夫だろうという前提ですが)
私的に1番ひっかかった場所
でもねでもね、見ていてあれ!と思ったところあります。
それは、ケーキを勢いよく振りながら帰っているところ!
おいおい、ケーキ崩れるだろ!!!!!(;`O´)o
それから奥さん、ケーキはともかく、誕生日プレゼントまで当日に頼むかなー?
でも、電話には出ましょう。
もしくは連絡しとけっ。
私の想像の続編
この旦那さん、一度は「今の夫像」になろうと決意したものの、奥さんが「うちの子は小学校受験させたいの」とか言い出して、「え、それ必要?」とまた悩む。
そしてそんなモヤモヤもまた石鹸で洗い流し、結局子供が受験するのを応援。
しかし、スベってしまって?
なーんて。石鹸のイメージがめちゃくちゃ悪くなりますよね。(^ ^;)
大人にこそ、オススメする「SING」!
最近、「君の名は。」を借りにレンタル屋さんに通っていたのですが、その時次女が「SING」も見たいと言っていたので、一緒に借りてきました。
少し前に「怪盗グルーとミニオン大脱走」を見に行ったのですが、同じ製作会社(イルミネーションスタジオ)なんですよね。
(同映画のちょっとした1シーンに「SING」の宣伝が入っていたりするみたいですよ。
私は見終わってからテレビの指摘などで気がつきましたが・・・。)
でもこのDVD・・・予想を上回る当たりでした!
ざっとあらすじを説明しますと 経営危機の劇場のオーナー、バスター・ムーン(コアラ)は、劇場を立て直すために歌のオーディションを計画する。
しかしそのポスター、打ち間違えで優勝賞金が予定の100倍の価格に印刷されていた!
歌手志望の動物たちが来てオーデションをし、選ばれたもの達でショーを開催。
でも色々とトラブルが起きて・・・どうなる?
という内容です。
子供と一緒に見たのは吹き替え版でしたが、DVDのいいところは、吹き替えもオリジナルもどちらも楽しめること。
見終わってからオリジナルでも、もう一度見直しました。
吹き替え版とオリジナル、聴き比べ
日本語歌詞はストレート!なかなかこういうまっすぐな曲って大人になると聴かないものですが、大橋さんの優しくて力強い歌声も相まって、本当に元気がでてきます。
オリジナルではイギリス人俳優のタロン・エガートン
二人の歌を聴き比べると、大橋さんは好青年で、タロンエガートンはもう少しロックな感じでした。
2、象のミーナ役:MISIA
久しぶりにMISIAの歌声を聞いたのですが、鳥肌ものです! う〜ん、やっぱりすごい!実力派シンガーの本場アメリカ版の歌手の人たちもびっくりだったのではないでしょうか。
でもでも、残念なことにサウンドトラックには収録されていないです!
大人の事情ですか〜?これはDVDで聴くしかない?
オリジナルはトリー・ケリー
貫禄の歌声でした!
DVDにはミュージックビデオも収録されています。
ハレルヤは最高です!
人を感動させることのできる歌声は、本当に素晴らしいです。
いや〜、ロックなヤマアラシ少女ののパンチの効いた歌声、良かったです!
実はこの後に見た「君の名は。」の奥寺先輩役もやっていて、すごく活躍しているんですね。 残念なのは、iTunesのサントラに歌が収録されてない・・・。
収録されている日本版のサントラもあるようなのですが、日本版でも曲数が微妙に違うんですよ。買う時は注意してくださいね。
オリジナルはスカーレット・ヨハンソン
歌詞は、恋愛に縛られていた女性が「自分」を取り戻すために飛躍するみたいな感じでしょうか。
いつのまにか、彼の理想の女性像を押し付けられて自分を押し殺している・・・そういう人は世界中どこにでもいるんですね。
でも、そんな男とはおさらば。自分の道を切り開いて行くという力強い歌です。
4、ハツカネズミのマイク:山寺宏一
山寺さんの低音で渋い歌声にびっくり!
途中からヘリコプターの風で飛ばされそうになりながら必死に歌う様が笑えます。
でも最後はマイク(名前もマイクですが、歌う方の)に乗りながらキメて降りてくるのには拍手したくなりました。
オリジナルはセス・マクファーレン
う、うますぎる・・・!
それもそのはず、この俳優さんは音楽活動ではグラミー賞にノミネートされるくらいの実力の持ち主なんです。
そしてあのちょっとお下劣でユーモアのあるクマのぬいぐるみ「ted」の監督!?
神様はいったい一人にいくつの才能を与えるんでしょう?
見逃せない!DVD特典映像
1、「FAITH」を一緒に歌うスティービーワンダーとアリアナ・グランデのミュージックビデオ
スティービー・ワンダー、本当に久しぶりに見ました! ちなみに今年67歳。
音楽に対する情熱は恋愛に対しても同じなのか、華やかな恋愛遍歴をお持ちです。
3年前にも女児が誕生、お子さんは複数の女性の間に9人!
その枯れないラブパワーが、音楽活動の源なんでしょうか。
アリアナ・グランデは、つい最近日本でコンサートを行いましたよね。
マンチェスターのコンサートではテロの被害にあい、大ショックだったと思いますが、パワフルな歌声を届けて欲しいと思います。
アリアナ・グランデは24歳。スティービー・ワンダーとの年齢差は43歳。 スティービーにとっては自分の子供と同じくらいですが、音楽を通して二人は対等。
そこが音楽の素晴らしさですよね。
2、声優さん達のインタビュー
オリジナルの声優の方達が、キャラクターを演じるにあたっての意気込みを答えています。
中でも私の心に残ったのは豚のロジータを演じた、リース・ウィザースプーンのコメントです。
ロジータは25匹の子豚がいる主婦ですが、自分の「歌手になりたいという夢」を実現するためにチャレンジするのです。
3人の子供がいるリース・ウィザースプーンも大いに共感し、母になっても「自分」を取り戻すために何かに挑戦すること、そのために挫折や困難があっても、自分の気持ちに素直に従うこと、その姿が美しいと答えています。
3、ミニアニメや、コマーシャル
本編の他に、3編のミニアニメが収録されています。
豚のグンターのベビーシッター とかげのミス・クローリーのラブロマンス ヒツジのエディの自己啓発体験 短いですが、本当に面白いです。
私が好きなのはヒツジのエディの話ですかね・・・(エディが好きなので)。
その他に、各キャラクターやシアターのテレビで流すようなCMを収録。
例えばグンターのダンススタジオの宣伝。 早口の英語で、いかにもありそうなコマーシャルなんです。 ここまでやるか!
製作者のこの作品に対する深い愛情を感じましたね。
4、「FAITH 」ダンス映像
3人のダンサーが、一緒に踊って楽しもう!みたいなダンスの振り付け映像があります。
でも、難解&高度すぎ!
せいぜい逃げ恥くらいにしてくれないと・・・(もちろん私はそれも踊れませんが!)。
踊れたらすっごくかっこいいと思います!
大人にこそオススメする理由
もうお気づきかもしれませんが、どのキャラクターもそれぞれの悩みや困難を抱えているんです。(グンター以外)
でも、自分の夢を諦めずに実現していきます。 大人になると、こういう映画や本からいつのまにか遠ざかっていませんか?
人生、そんなにうまくいくかよって・・・。
まあ確かに、簡単に困難を克服しすぎるような気もしますが、流れている前向きな曲ばかりを聴きながらこの映画を見ていると、忘れていた気持ちを思い出すことができると思います。
人生は一度きり。
生きていくこと自体が困難の連続ですが「夢や希望」を忘れないこと、それこそが大事なのでは、とシンプルに思えてきます。
また、内容抜きでも、流れる曲が名曲ばかりなので、音楽好きな人ならそれだけで楽しくなるはず。
参考までに、カバーされていた曲の原曲をいくつか・・・
吹き替え、オリジナル、その他色々な特典映像を見ていると、3〜4時間かかるかも?
一度に見なくても、もし借りるとしたら2日間、買ったとしても何回も楽しめると思います。
元気になりたい時に、迷わずオススメする映画です!
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SINGに出てくるキャラクターと、抱えている悩みをまとめました。
SING同じイルミネーションスタジオ制作の、今夏公開映画です。
同じ時にレンタルして見た「君の名は。」
ほのぼの?ドン引き?「サザエさん」の色々な楽しみ方
国民的アニメ「サザエさん」
我が家も子供達の希望で、ちびまるこちゃん→サザエさん→イッテQのローテーションで、毎週見ています。
昭和の、変わらない家族の暮らしを描いたほのぼのアニメ。
でも「ありえない!」と思うことがけっこうあって、見ているとなんだかモヤモヤするんですよね・・・。
その理由を挙げてみました。
サザエさんて実はセレブ?
1、サザエさん一人で旅行に行きすぎ
日本各地、なぜかいつも一人旅。
各地の観光地や特産品を楽しみまくり!
マスオさんと何かあったのか?(もしなかったとしたら、マスオさんを自分の実家に住まわせておいて、どうなの?)
そして旅費は?
色々勘繰ってしまいます。
2、食べ物が豪華
サザエさんでのおやつのシーン、ショートケーキとかよく出てきます。
間違ってもスナック類なんかない(その当時なかった?でもケーキなんて今よりもっと高価だったのでは)!
さらに、よく家族で出前取りますよね。
この前なんかうなぎの出前までとっていました。
(出前を取る時はタラちゃんの分も1人前とっています。)
うなぎに関しては時代設定で言えば今よりは庶民的だったんでしょうか。
3、みんな高学歴
波平は京都大学出身、マスオさんは早稲田、あのノリスケさんは東京大学!
舟さんもあの時代に日本女子大学卒とか。
※後記:しかし、マスオさん以外ははっきりした設定はないそうです。失礼しました!
(波平役の永井一郎さんは京都大学出身だそうです。)
4、住んでいる場所がセレブ
桜新町なんて、今じゃ高級住宅地ですよ!しかも平屋。
庭もあってけっこう広いですよね。
これは・・・相続が大変だ!(そんな本ありましたよね)
みんな老けすぎ!
アナゴさんが27歳って知った時は衝撃でした!
え!?57歳の間違いなんじゃないの?
マスオさん(28歳)より年下ってどういうこと?
そして舟さんは52歳。
割烹着とあの髪型のせいでか60代に見えます。
そうするとワカメちゃんは43歳で産んだことになりますね。
女優の田中美佐子さんも同年齢で出産しています。
今はけっこう40代で産んでいる人も多いと思うのですが、生むことよりも育てることが大変!がんばりましたね。
本来ならカツオはいつもお母さんに怒られていそうなものですが、波平とサザエが代わりに、むやみやたらに怒っているので、穏やかなお母さんでいられるのかも?
個性的すぎる登場人物
堀川くんとノリスケさんはよくネットでも炎上していますよね。
堀川くんは奇行がかなり目立ちますが、中でも、壁のシミを「弟」と呼んでその壁に野球ボールを投げて「キャッチボールしてる」という話があって、ぶっとびました。
さすがにカツオもそそくさと逃げていましたよね。
ノリスケさんはもう、炎上狙ってるのでは?というエピソードのオンパレード。
倹約術で他の人間にお金を出させたり、人の家の食べ物を勝手に食べてしまったり・・・。
本来なら「愛すべき」人間なのでしょうが、ちゃっかりしている部分が常識を大きく外れてしまったので、嫌われてしまいますよね。
なぜタイコさんと結婚できたのだろう・・・?
脚本家の人は、ノリスケバッシングに大いに腹を立てているようですが、それならもう少しノリスケの良い部分を描いて欲しいものです。
タラちゃん・・・奇跡の3歳児!
タラちゃんて3歳なんですよね。なんだか大人すぎやしませんか?
大人も子供も常に同じおかずが同じ分量なのも疑問でしたが、魚をボーンと置いて、箸でそれを食べられるって・・・スーパーキッズ!?
本当の3歳児はあんなに言葉を使いこなせないし、何かというとこぼす、汚す、お漏らししたりもする。
原作のタラちゃんは、もっと暴れん坊でいたずらっ子みたいです。
「テレビだから」
確かにそうなんですけど、実はこのタラちゃんの描き方にちょっと腹がたってしまうんですよね。
日本国民の意識下に、幼児=タラちゃんが刷り込まれている気がするんです。
可愛くてたまにわがままで、でも理屈の通じる、あれが3歳児と思われたら、普通の3歳児なんて「しつけがなっていない」とか「言葉遅くない?」とか、周囲だけでなく親ですら思ってしまわないかな?
でもでも・・・タラちゃんて実はネットですごい叩かれていたんですね!
私は3歳児の割にはお利口すぎると思っていたのに「性格が悪すぎる」って!
色々な子供達と接すると、基本的に子供って自分本意。
だからタラちゃんの、たまにする自分本意な行動なんて甘いものだと思うですけど、タラちゃんの妙に小賢しい物言いが癇に障るんでしょうか。
だったらいっそ、タラちゃんに原作のようにはっちゃけてほしいです。
音楽で楽しむ「サザエさん」
長年親しまれてきた「サザエさん」、たくさんのアーティストによるBGMがあります。
アルバム「もしアニソンがすべて昭和のロボットアニメ風だったら - 影山一郎」の2曲目です。
野太い声で力強くサザエさんが歌われています。
おなじみのサザエさんのBGMがゲーム調に!
アルバム「アニメンティーヌ・ベスト+ - Clementine」の8曲目。
フレンチポップ・クレモンティーヌがサザエさんのテーマ曲をボサノバ風に歌っています。
アルバム「私の考えるアニメジャズ - Kennoa and The Loopers」の8曲目。
陽気なジャズに爽やかなボーカルのサザエさんです。
やっぱりこれ!おなじみのサザエさんのBGMです。
この中でもクレモンティーヌの「アニメンティーヌ」は、他にも「ラムのラブソング」や「ドラえもんのうた」「バカボン・メドレー」があり、おなじみのメロディーがボサノバ風にアレンジされていてお洒落に!
家族でのドライブで盛り上がりそう。おススメです。
テレビ放送48年目。
その間ずっと親しまれてきたサザエさんですが、今も人気なのは、ほのぼのと見ている人、ツッコミどころを探している人、時代とともに色々な見方ができるからかもしれませんね。
東芝さん、がんばって!
初期、カツオの声優をやっていた大山のぶ代さんの記事はこちら↓