40代子持ち主婦ですが、牛乳石鹸CMに共感しました。
「牛乳石鹸のCMがひどい」って炎上しているのは少し前から目にしていました。
でもほとんど興味なかったんですけど、昨日たまたま見た「羽鳥慎一モーニングショー」で取り上げていて、そのCMを見たんですよね。
そしたら・・・CM内容に共感してしまったんです。
世間一般では、男性が共感、女性が不快感を表すという感じらしいです。
私も3人の子供のいる主婦ですので、夫が子供の誕生日にいきなり飲んできたら
「はぁ?」(`△´#)
とはなりますね、確かに。
だけど、この夫がなぜそういう行動したのか、ちゃんと背景が描かれているんです。
CMの内容
まず新井浩文さん演じる主人公には、「ザ・昭和」な感じのお父さんがいました。
そのお父さんは、主人公が子供の頃、キャッチボールに付き合うようなタイプではなく、仕事一筋でした。
そのお父さんとの思い出・・・(牛乳)石鹸で父の背中を洗ってあげる自分。
それが(寡黙でちょっと近寄りがたいと思われる)お父さんとの、大切な触れ合いだった。
自分の中の父親とは、言葉や物をもらったことや、一緒に遊んだ事ではなく、仕事に打ち込んで妻や子供の生活を守る姿だった。
じゃあ今の自分は?
何を子供に与えられているんだろう?
と疑問に思うわけです。
ここに共感しました!
自分の父親を理想像にしているこの主人公とは違い、私の場合は、自分の育てられ方とは全く違う子育てをしてきたのですが・・・。
最近、
私の子育ての仕方、本当に良かったの?
何もかも不自由がないから、考えることもなくなっているんじゃないの?
と思っていました。
誕生日にケーキとプレゼントを買って、おめでとう!と言い合って。
クリスマスが来たら、また同じことをして。
子供に「〇〇が必要だから」と言われたら子供が周囲に引け目を感じないように用意して。
子供が生まれた瞬間から、まるでベルトコンベアーに乗ったように、「親が子供にしてあげること」が決まっているような風潮。
与えることではなく、型にはまったようなお祝いでもなく、親が真剣に仕事をして家族を守っていく姿に、子供は何かを感じられるのでは?
と主人公は悩むわけです。
自分の受けた子育てと良いも悪いも照らし合わせながら、自分も子育てしていくのですが、「正解」ってわからないですよね・・・。
そして最後の「さ、洗い流そ。」
「自分が親から与えられたもののイメージ」を流して「自分なりの父親像」になろうと決意。
だからその後の映像で、最初のバスに乗っている時とは違って、吹っ切れたような顔をしているんですよね。
ちなみに、子供へのプレゼントとケーキを持ちながら後輩を飲みに誘う、というのはちょっと無理がありますが、「自分の父親」なら、この場合必ず後輩をフォローしただろう、と想像したのでは・・・。
(保冷剤入れたら、1時間くらいは大丈夫だろうという前提ですが)
私的に1番ひっかかった場所
でもねでもね、見ていてあれ!と思ったところあります。
それは、ケーキを勢いよく振りながら帰っているところ!
おいおい、ケーキ崩れるだろ!!!!!(;`O´)o
それから奥さん、ケーキはともかく、誕生日プレゼントまで当日に頼むかなー?
でも、電話には出ましょう。
もしくは連絡しとけっ。
私の想像の続編
この旦那さん、一度は「今の夫像」になろうと決意したものの、奥さんが「うちの子は小学校受験させたいの」とか言い出して、「え、それ必要?」とまた悩む。
そしてそんなモヤモヤもまた石鹸で洗い流し、結局子供が受験するのを応援。
しかし、スベってしまって?
なーんて。石鹸のイメージがめちゃくちゃ悪くなりますよね。(^ ^;)