勝手気ままにイラストコラム

音楽・芸能ネタのイラストコラム。育児マンガ・水彩イラストは「Suiの水彩日記」にて。

○○な人の末路

2018年春のドラマで、以前こちらで紹介した「宝くじが当たった人の末路」を原案にした「○○な人の末路」が放送されているので、以前の投稿記事を加筆・修正しました。

 

 事故物件の意外な展開

2017年に日本を震撼させた、座間連続殺人・死体損壊事件。

その事件から早半年・・・。

しかし、あまりにも残酷すぎるせいか、報道はあまりされていません。

 

一時期テレビでさんざん映し出されていた、現場のアパート。

「大島てる事故物件検索サイト」にはもちろん登録されていますが、実はこの物件すでに三年前に(おそらく孤独死か自殺による)事故物件として登録されていたようです。

捕まった犯人は8月からこのアパートを借りたばかりらしいので、大家さんにとってはとんでもない住人ですよね。

でも意外なことに退去者ゼロとされていました!

www.rakumachi.jp

確か「大島てる」サイトに投稿したのは犯人の隣の入居者で、すでに引越し準備をしている、と書いてありましたが・・・?

上記のサイトでは、逆に入居者さんから『出ていかないといけないんですか?』『住み続けていいんだよね?』と管理会社に聞いてきた、というんです。

この物件は小田急線相武台駅から徒歩8分の好立地なんですが、家賃が2万円前後という安さ!

そこから半年ですが、いまだに住み続けているとしたら、心理的瑕疵よりも現実的な家賃を選ぶ人も多いということなのでしょう。

 

そこで思い出したのが、以前読んだ「宝くじで1億円当たった人の末路」という本の中の「事故物件を借りちゃった人の末路」という項目です。

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本「宝くじで1億円当たった人の末路」

 この本はよく書店にも並んでいたので、目にしたことがある人も多いのでは・・・。

宝くじで1億円当たった人の末路

宝くじで1億円当たった人の末路

 

 

最初はタイトルから、1冊まるごと1億円当たった人の体験談やリサーチの本なのかと思ったら、

人生で、ある選択をした後、その人にどんな末路が待ち受けているか
を調査した本でした。

 

この本は7つの章に分かれています。

第1章 やらかした人の末路
第2章 孤独な人の末路
第3章 逃げた人の末路
第4章 変わった人の末路
第5章 怠惰な人の末路
第6章 時代遅れな企業の末路
第7章 仕事人間の末路


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「宝くじ〜」も「事故物件かりちゃった〜」も、第1章に入っています。

 

「事故物件かりちゃった〜」の中では、あの大島てるさんのインタビューも含まれています。

大島さんがいうには、「事故(自殺や殺人)」の起きやすい物件は合理的な説明がつく、というのです。

たとえば飛び降り自殺が多い物件はベランダの手すりに問題がある、火事になって全焼する物件は細い路地に阻まれて消防車が入れない、など。

周囲から隠れていて、泥棒に入られやすい家などもありますよね。

だとするとあの座間の物件もそういう要因があったのか・・・・?

安すぎる家賃、いい加減な入居者審査、まったくないご近所づきあい。

事件の起こりやすい要素があるといえばありますが、そのようなアパートは五万とあるとも言えます。

 

しかしこの座間アパートの住人のように、事故物件を気にしないで住む人も一定数存在します。

つまり、安いから出ていかない(出ていけない)人もまた多かった、ということでしょうか。

 

さて本では、自殺が起こった事故物件に住んだ人がまた自殺したことがあったと書いてありました。

しかし出てくるのが数例だったので、もっと細かくデータを出して欲しいなと思いました。

 

私個人としては、人はいずれ死ぬものだし、部屋で死んだからすべてが事故物件とは思いません。

でも同じ場所で、誰かが恐怖体験やとんでもない絶望を抱いていたとしたら、やっぱりそこには留まりたくないですね。

 

ドラマ「○○な人の末路」

 そして今季のドラマで「宝くじが当たった人の末路」を原案にしたドラマを日テレで放送しています。

www.ntv.co.jp

「仮想通貨で思わず大金を手に入れちゃった人」

「日本一顧客思いのクリーニング店を経営する人」

「田舎でのんびり暮らしたいと思った人」

「事故物件を借りちゃった人」

Kis-My-Ft2の四人が、この〇〇な人たち、そして末路を演じます。

 

1回目は見逃したのですが、2回目の「仮想通貨で思わず大金を手に入れちゃった人」ではサラリーマンの戸塚賢太(横尾渉)が仮想通貨で1億円手に入れるお話でした。

本は宝くじでしたが、こちらは仮想通貨。

一見同じようですが、何が違うって・・・税金!!!

宝くじは当選金は無税ですが、仮想通貨は高額の場合、半分くらい税金を納めないといけないとか!

これは私も「そうなんだ!?」って思いました。

しかしこのドラマの中では賢太が親や妹に300万円ずつあげていましたね。

ちなみに家族間でも110万円以上あげる場合は贈与税かかるんですが・・・。

つまり1億円手に入っても、税金が半端ないってこと!

仮想通貨で億り人になって散財し、あとから青くなる人は実際にけっこういそうですね。

 

しかもこのドラマの中では、賢太の周囲がどんどん金遣いが荒くなって、賢太が「こんなはずじゃなかった!中の上くらいで良かったのに!」と苦悩します。

 

ちなみに本では、大金を手にしてその前よりも不幸になる例がけっこうあると書いてありました。

それはそうでしょうけど、そのお決まりのパターンももう少しアレンジして欲しかったかな。ちょっと物足りなかったですね・・・。

 

今夜の放送(5月7日深夜24:59〜25:29分 日本テレビ)は「事故物件を借りちゃった人」です。

予告を見た感じだと、想像通りの心霊現象的な展開の予感が・・・。

ドラマ自体は30分弱なので、そんなには深く作れないでしょうが、主役の和田竹雪役の千賀健永さんがどういう演技をするのかが見どころですね。

 

興味持たれた方は、今夜放送ですよ。

 

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