記録はやっぱり大事だ、と昔の日記を読んで改めて思った。
このちゃるめんさんのブログを読んで思い出しました。
実は私も2008年から2012年まで5年日記をつけていました。
・・・とはいっても記入していたのは最初の3年間だけです。
これを書きだした時よりもう10歳も年取ったんだ・・・と考えると怖い。笑
5年日記は違う年の同じ日付が並ぶようになっているので、後から
「あー、去年のこの日はこういうことがあったんだ。」
と見直すことができます。
始めたのは長女が幼稚園に通い、次女も幼稚園に入園するくらいの時です。
ちゃるめんさんも書いていましたが、私の行動範囲も「幼稚園」「病院」「スーパー」「公園」「ママ友とランチ」「幼稚園行事」それくらいでまわっていました。
結婚前は、デザイン関係の仕事をしながらイラストの仕事も少ししていて、出産で勤めていた職場を辞めたら、「子育てをしながら絵を描こう」と思っていたんですが・・・実際は24時間育児に四苦八苦。
そして長女が1歳になり、少し落ち着いたころ次女妊娠。
二人ともアレルギーがあり、病気の連続(ダンナも)で、しまいには自分もうつったりの日々。
予定していたクリスマス会(4〜5回)全部、どちらかの病気で行けなかったり、1ヶ月の間、出かけたのは子供達の病院とその時に大慌てで買い物することだけ。
ようやく子供たちを寝かしつけて絵を描き出しても、ちょうど手が離せないときに子供が起きてしまって結局失敗したり。
なんとか新しい仕事をもらっても、子供を預ける場所がなくて(保育園の一時保育もいっぱい)子連れで行って迷惑をかけてしまったり。
・・・そんな、焦りと自分のやる気があってもどうにもならないもどかしさが日記に書いてあり、読むとその時の気持ちが蘇ってきましたね。
結局その後、描けないことで子供を疎ましく思ってしまうことに気がついて、絵を描くのをやめました。
子供が病気の時は預けられないし、たとえ二人を預けられても、保育料の方が仕事した分よりかかってしまいますからね。
(でも、子供か仕事かで板挟みになる母親は苦しいよね。医者の世界はなかなか復帰もできないらしいし。このままでは少子化はこの先もどんどん進むでしょう・・・。)
で、制作意欲は裁縫で解消していました。
裁縫なら子供に着せてお互い嬉しいし、水彩みたいに中断したら乾いてしまったりということもないから気楽。
多少失敗しても小さな子どもならなんだって可愛く見えるし!
子供達の用品(手提げ、体操着入れ、上履き入れなど)はほぼ作りました。
絵を描くことよりも、作ったらちゃんと使ってもらえる嬉しさがありました。
さてその時期には、実はこのノートも書いていました。
これは何かというと・・・
「育児漫画」です。
子供が小さい頃育児漫画にはまっていて、よく読んでいました。
それまでは映画とか好きだったんですけどねー、子供を産んでから小説とか映画とか、まったく見る気がなくなりました。
子供を産むと脳が変わるっていうけど、ホントかも。
とにかく集中できないんです。
そういう時に、育児漫画はさらっと読めるのでちょうどいい。
育児の閉塞感も、漫画でけっこう救われました。
それで、なんとなく自分の体験も育児漫画にしたくなったんです。
でも自分と家族だけ見る用だったので超雑!
その当時、育児ブログが盛んになっているのも知らなかったし、自分が育児漫画をブログで描こうとは全く考えていませんでした。
でも書いてないと忘れるような気がして。
「こんなことがあったんだよー」と子供たちに見せていました。
本当に雑すぎるんですが、この頃描いたこれが・・・
後に育児ブログを描く時に本当に役にたちました。↓
その時は鮮明に覚えていても、月日がたつとやっぱり忘れていくんですねー。
三人とも色々ありすぎだった出産から、病気やアレルギーのこと。
ネタはいくらでも出てきます。
今はもう、直接ブログに書いていますが。
この時期の5年日記以外は、1年ごとのスケジュール帳ですが、それもほぼとってあります。
毎日でなくても、ただのメモ書きでも、後から読むとその当時のことが蘇ってくる。
だってやっぱり記憶ってあてにならない(特に私は)。
「忘れる」ことって人間に与えられた「防衛」なのかもしれないけど、「忘れない」で伝えることも、誰かの役にたつかもしれない。
何より、自分が「あのとき何をしていて、何を考えていたか」を全く思い出せないのは怖い。
あらためて読んでみて・・・
今、もしあの頃の自分に会えたら、毎日ほとんど何も進まない気がしていても、子供たちは確実に日々成長していくよって伝えたい。
で、だんだんと自分のやりたかったこともできるようになってくる。
そして子供の成長過程で親も色々な困難に出会うけど、子供を見守りながら一緒に体験しながらどうしていいか悩んで・・・
色々な発見があって、出会いがあって別れもあって、何もできていないまま終わるように思えた日々がすごく濃密だったこと。
あの頃に戻りたいとは思わないけど、過去があるからこそ、今があるんだなとつくづく思いました。
まだ子育ての途中ですが・・・。
これからもどういう形であれ、日記は続けていこうと思います。