勝手気ままにイラストコラム

音楽・芸能ネタのイラストコラム。育児マンガ・水彩イラストは「Suiの水彩日記」にて。

「母さんがどんなに僕を嫌いでも」読んだ感想と、虐待について考えた。

歌川たいじさんの描いた自伝漫画を読みました。

歌川さんはlivedoorの公式ブロガーでもあり、小説も執筆されていてファンもとても多い方です。

この自伝は映画化され今秋に公開される予定だそうです。

内容はなんとなくは想像していたのですが、歌川さんの歩んできたいばらだらけの半生の過酷さと、なぜこんなに親による虐待があるのかということを考えました。

新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも

 

 

 

超簡単なあらすじ

たいじ(「さん」省略します)の母親は美しくカリスマ性のある女性だった。

母を慕うたいじに、しかし母は冷たく、言葉や暴力でたいじを傷つける。

家出をし自立したたいじは、自分の傷に苛まれながらも自分の居場所を見つけていくのだった。

 紆余曲折を繰り返しながらなんとか自信をつけたたいじは、母親と向き合う決心をする。

しかしなかなか一筋縄ではいかず・・・。

 この本は漫画で描かれていて、けっこうユーモアのあるタッチなんですけど、内容が壮絶すぎます。

母親だけではなく、父親も子供に愛情を持っているとはとうてい思えません。

でもたいじさんは母親の愛をずーっと求め続けているんですよね。

 

小さい頃、子供にとって親はすべて。

卵からかえった雛が最初に見た生き物についていくように、どんな親でも子供は慕うんです。

母親の愛情を求めるのは本能といってもいいかも・・・。

 

しかし母から受けた、虐待シーンがところどころに出てきます。

きっと現実はこの100倍くらいひどかったのではと思います。

それを思い出して描くのは本人も辛かったでしょうね。

だいぶ簡略化して描いているのは、自分は許した母親を世間が許さないのではという思いや、読み手がショックを受けてしまう、など色々あったのかなと思います。

でも周囲が引いてしまうような傷が身体中にあるって・・・。

そんなことを自分の子供にできるとは。 

精神的にもですが、たいじさんの場合は肉体的な虐待も受け、食生活的にも栄養が不足していた。

たいじさんは心の隙間を埋めるように食べ物を体に入れ、太っていきます。

読んでいても、母から1mmもたいじさんへの愛情を感じませんでした。

むしろ憎しみや嫌悪感。

でもたいじさんは、そんな酷い仕打ちをした母親を許しました。

それはなぜなのか。

そして子供を愛せない母親・・・どうしてそうなってしまったのか?

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なぜ子供を愛せない母親がいるのか? 

「親(特に母親)は、誰でも自分の子供を無条件に愛せる」と当たり前のように言われているけど、そういうわけではないって、なんとなく皆気がついていますよね。

子供に愛を感じるかどうかは、母親の子供時代の環境や、お腹の中で育っていく子への愛着や母親の性格、パートナーとの関係、周囲に助けてくれる人がいるか、そして子供の個性などが関係すると思います。

 そして実は、虐待までいかないまでも子供を愛せない母親はけっこういると思います。

でも母親に愛されないっていうのは、子供にとって人生に及ぼすダメージは相当なものです。

 

実はたいじさんのお母さん自体も虐待に近い形で育てられていて、お母さんも常に「愛」を求めていたんです。

それは「自分の子供」では埋められなかった。

それでも虐待していい理由になんて決してなりません。

でも彼女も子供時代は被害者だった。

そして本にも書かれていましたが、会社の経理や家事育児、姑の世話、従業員の面倒・・・そして望まない子供(何とたいじさん本人に言います!)の出産と子育て。

すべてが母親にのしかかった。

 

ここであらためて考えたのが愛情含め、すべてを「与え続けること」が母親だとして、「与えてもらってないものを人に与えられるのか」ということ。

たいじさんは、親からは愛情を受けられませんでしたが、ばあちゃんなど他人からの愛を受けられました。

そこはすごく大きかったと思います。

 だからといって与えられなかった人たちが皆子供を放置したり虐待したりするというわけでは決してありません。

自分が与えられなかった愛情を子に与え、お世話することで「子供時代の自分自身」も癒されていくこともあると思います。

自分が親に悩まされてきたからこそ、自分は絶対に同じことはしない!と強く思う人もいますよね。

でもたいじさんのお母さんはそう思えなかったんですね・・・。

 もし夫との関係が良好で、そこまでの重圧がない環境だったら違ったのかも?

とはいえお母さんはその後も違う彼と破局を繰り返しているらしく、難しい性格だとは思います。

 

そんな酷い仕打ちを繰り返してきた母親を許せたのは、たいじさんの温かい性格もですが、周囲の友人の言葉も大きいのでした。

いや〜、本当に素敵な人ばっかり!

特に、母にわだかまりを持つたいじさんに、親友キミツさんが言った言葉。

あまりくわしく書きすぎるのも、と思うので、これは本でご確認ください。

 

「許す」ことって本当に難しい・・・。

そしてたいじさんには「そんな親を許すなんて」という意見も寄せられたそうです。

おそらく私には無理です。

・・・でも、母は自分が全くサポートしていないところで成長したたいじさんが、誰もよりつかなくなった自分に諦めずに接し続けてくれたことで、自分自身を振り返って、自分がしてきた「罪」に本当に悔いを感じたのでは・・と思いました。

 

ちなみに、内容はかなりヘビーですがユーモアのあるタッチなので、そんなに暗くは感じませんでした。 

虐待を防ぐために

たいじさんも、そのパートナーのツレちゃんも、母は途中から一人で子育てしました。

子供を産むということは同じでも、母親の置かれている環境は千差満別。

たとえば手のかかる赤ちゃんでも、自分も育休手当が出て経済的に安定、夫も家事育児を分担、親も近くに住んで何かと頼れるという母親と、夫は逃げ、親は疎遠や死別、お金に困っているけど働き口もない母親。

ある人はある、ない人はとことんない・・・。

本当は、ない人にどうサポートするのかが福祉だと思うんですけど、ないないづくしの母親は、福祉を利用することも考えられなかったりする。

結果、出会い系などで知り合った男とすぐに同棲、その男が子供に危害を加えることも起こりやすくなります。

 

 児童相談所の職員が増えること、もっと権限が強くなって子供を保護できるようになることは大事ですが、まずその前に「虐待しやすくなる環境」を作らないようにするのが1番。

そのためには、母親(父親)一人であっても安心して子育てできるように変えていかないといけないのでは。

日本の片親世帯の貧困率は高いです。

子供がいるからお金がかかるのに、子供がいるからこそ(子供の病気などで)ちゃんと働けない。

シングルマザーだと足元を見られて、大変で無理な仕事をやらされがちという話も聞いたことがあります。

子供にただご飯を与えてればいいわけではなく、教育や健康へのケア、学校に入ればのしかかるPTAの負担・・・。

夫婦二人で分担しても色々な負担にヒーヒーしているのに、一人だと子育て・家事・働き手を全部しないといけないから親も余裕なくなりますよね。

虐待にも色々な形がありますが、毎日の暮らしにあえいでいる親の負担を少し軽くすること、孤立化を防ぐことで虐待も減らせるのでは・・・。

 

それから、子育てがどういうことなのか、ちゃんと授業で教えた方がいい。

少子化も進んで周囲に子供がいなくなってきました。

私は、赤ちゃんてもっと寝てるかと思っていましたが、実際は性格にもよるけど全然寝てくれなかったり、常に泣いていてどうしていいかわかりませんでした。

それから子供がどんなに病気をするのかも初めて知りました。

いくら医療や科学が発達しても、人間の免疫力は急に飛躍するわけではなく、病原菌やウィルスと戦って免疫をつけていくのはそれなりに時間がかかります。

大人の思う通り、効率的にはいかないんです。

妊娠・出産・赤ちゃんのケアなど、男女含めて学生のうちに実際に今子育て中の人にもっと接する時間を作るべきです。

それは子供をもつ、もたないに限らず、自分がどういうふうに育ってきたのか知ることにもなる。

そうすると、他人の子供がすることにも「自分もそうだった」って思えるんではないかな?

日本は子育て世帯が肩身狭すぎです。

実際にPTAで「公園でボール遊びさせるな」と言われたり、学校前の道に信号機設置の署名を集めた時に「自分の家に排気ガスがくるから嫌」と言われたり・・

子供の安全や遊び場所もなかなか確保できないんです。

 

「子供を育てること」はおままごとじゃない。

キラキラした幸せな日ばかりでもない。

ぶっちゃけて言うと、子供が小さいうちは汚物の処理と子供の要求に答えることが子育ての9割以上です。

フェイスブックやインスタの可愛らしい写真は、子育ての上澄み5%くらいのものです。

でもその日々の中で、子供の本当の可愛らしさや愛おしさも感じられる。

英語やプログラミングも大事ですけど、「妊娠や出産、子育て」を知ることはもっと重要だと思います。

 

虐待は絶対に許すことはできないけど、虐待した後に親を責めるだけではなく、どうしたら虐待で傷つく子供が出ないようにするのか?

根本を解決するために、社会全体も変わっていく必要があるなあ、とつくづく思います。

 他の本の感想↓

suisa.hatenablog.com

 

夏の夜に聴きたいアルバム

先週は近所に住む友達に誘われて、すごく久しぶりにJAZZのライブに行きました。

JAZZのライブと言っても、演奏した曲はスタンダードなジャズからボサノバ、クラシック、など多様。

普段から音楽は聴いていますが、音が体全体に響いてくるライブはやっぱり感覚が違いました。

演奏者はピアノ、ベース、そしてドラムの3人で、ピアノを担当してる方は普段はお医者さんという、まるでリアル「コウノドリ先生」。 

 

しっとりした曲から、かなり難解そうなアップテンポの曲も弾きこなしていました。

ピアノ奏者は普段、医師としても評判で予約がなかなかとれないことで有名なんですが、色々な部分に才能があるんですね。

ドラムやベースの人の演奏も力強くて素晴らしかったです。

ただ、しっとりした曲の時にドラムが少し目立ちすぎている感じもありました。(席も近かったのですが)

ドラムってやっぱり気分が乗りやすいんでしょうね・・・。

 ドラマーと指導者の激しいバトルの映画↓

suisa.hatenablog.com

 

それにしても音楽は不思議。

なんで音でその場の空気がガラリと変わるんだろう?

やっぱり生で聴く機会はなるべく作ろうと改めて思いました。

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ところで二十歳くらいの時はジャズ好きな彼がいたので、ジャズ喫茶に行ったりしてよく聴いていたんですが、最近はもうさっぱり聴いていませんでした。

でもライブで刺激され、家にあるCDを久しぶりに聴いてみました。

そしてそれとともに、持っているCDの中から真夏の夜に聴くのにおすすめのアルバムをちょっと紹介しようと思います。

ちなみにジャンルはバラバラです。

 

 

一人静かに過ごす夏の夜

  COOL STRUTTIN'

クール・ストラッティン

クール・ストラッティン

 

  あまりにも有名なアルバムです。

 サックスやドラム、ピアノの一体感・・・

そしてパートごとのソロ演奏もかっこいい。

 6曲目「Lover」のドラム、すごすぎます。

 

 

WALTS FOR DEBBY

ワルツ・フォー・デビイ【完全版】

ワルツ・フォー・デビイ【完全版】

 

 

さて先ほどの「COOL STRUTTIN'」は軽妙な曲が多かったですが、こちらはしっとりした曲が多いです。

 タイトルになっている「WALTS FOR DEBBY」は、ジャズが好きでなくても聴いたことある人が多いと思います。

 

家にあるJAZZのCDがあまりなく、結局これです。(ボーカル入りのはありますが、冬っぽい気が・・・)

2枚ともあまりにも有名だからか、 Amazonで商品検索したら、何種類も出てきてどれ選んでいいかわからなくなりましたね。

 

ググッと自分の世界に入りこみたい時に

Feeling Fine

Feeling Fine: Singles

Feeling Fine: Singles

 

 

いつのまにかこのCD買ったようなんですが、何者なのかわかりません。

でも・・・超かっこいいです。「A Thousand Signs」は本当にシビれます。

ジャンルはなんというんだろう?

とにかく聴いていると、違う世界に入りこみそうな感覚になります。

 

銀河鉄道の夜」サウンドトラック

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

 

 

私が「銀河鉄道の夜」を見たのは小学生の頃ですが、話がよくわからなかったけど、すごく印象に残っています。

このアルバムを聴いていると、自分の性別とか年齢とかそういう情報が一切消えて、ただ小さな星の一粒になって宇宙に漂よっているような気持ちになります。

 

歌声に癒されたい時に

真夏の夜のスキャット

真夏の夜のスキャット

真夏の夜のスキャット

 

 

ボサノバの中でもかなり洗練されてポップなアルバムです。

兄弟で結成されているんですが、妹ジャーネの歌声がとにかく素晴らしい。

映画「いそしぎ」のテーマ曲、「The Shadow of your smile」はうっとりするような曲。

英語の曲もポルトガル語の曲もあるんですが、ポルトガル語の響きが素敵です。

ちょっと練習したこともあったんですけど、やっぱり覚えられなくて断念しました。

タイトルにもなっている「真夏の夜のスキャット」は、一度ぜひ色々な人に聴いてほしいですね。

聴くだけでハッピーになれます。

 

Stronger Than Pride

Stronger Than Pride

Stronger Than Pride

 

 

死ぬほど聴いたアルバムです。

SADEのハスキーな声が好きです。「PROMISE」もよく聴いていました。

 

 ENCOUNTER

Encounter

Encounter

 

歌というより心の赴くままに声を出しているような・・・歌詞があるかどうかもどうでもよくなってしまう。

しっとりとしたピアノと不思議な世界観。

 

Celia Vaz

Celia Vaz

Celia Vaz

 

 ギターとともに響く歌声が素敵です。

「RETRATO EM BRANCO E PRETO」のデュエットが特に好き。

7曲めは「INUTIL PAISAGEM」となっていますが、これは「DINDI」ですね。

「INUTIL PAISAGEM」が原題なんでしょうか。

ゆったりとした大人の空間に合いそうなアルバムです。

 

ほんとにジャンルバラバラですが、もし機会あれば聴いてみてください。

ドラマ全国放送中止?の「幸色のワンルーム」を読んでみた感想

7月からテレビ朝日で放送予定だった「幸色のワンルーム」、批判が集まったたために関東での放送は中止になり、それに対してまた批判が出ています。(関西圏では放送予定)

「幸色のワンルーム」はtwitterで火がつき、pixivで掲載されていた漫画。

幸色のワンルーム コミック 1-4巻セット

幸色のワンルーム コミック 1-4巻セット

 

 

爆発的な閲覧数で単行本化され、今回ドラマ化も決まったそうです。

批判の理由はこの題材(若い男性が女子中学生を誘拐するのだけど、実は・・・)が実際に起きた事件を連想させるのではないか、誘拐肯定に繋がるのではないかというものらしいのですが・・・。

漫画はどう描いているのか?

この漫画を娘が持っていたので読んでみました。

以下は簡単なあらすじ、そして読んだ結果の私の感想です。

(以下ネタバレあります!)

 

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幸色のワンルーム 簡単なあらすじ

中学2年生の少女(のちに「幸」と名付けられる)は、「お兄さん」に誘拐され一緒に暮らすことになった。

「行方不明になった少女」として探されている「幸」。

しかし実は「幸」は親からは虐待され、同級生からはいじめを受け、学校の先生からは性的暴行を受けていて、むしろ「誘拐」されている生活に救いと幸せを感じている。

そんな中、幸の親から依頼された探偵が幸の居場所を追っていく。

 

まず、「幸」は犯罪に巻き込まれたというよりは、その前から心身ともに傷つけられていて、むしろ「お兄さん」に救われています。

生きることになんの希望もなかった「幸」がだんだんと希望を持っていくなか、「お兄さん」がなぜ「幸」を誘拐することになったのかも明かされていきます。

 

でも漫画の方もまだ終わっていません。

今は4巻まで出ていて、そこで折り返し地点くらいと書かれているところを見ると、あと4巻くらいは出るのではないでしょうか?

 

読んでみて、実写ドラマ化には「反対」だと思った

読む前は

「これ批判するなら、誘拐設定の作品はみなダメってことじゃないの?」と思っていました。

で、実際にこの漫画を読んで「誘拐」を肯定しているのではないのはわかりました。

その後ネットで反対や賛成の意見も読んで・・・でもやっぱり実写のドラマ放送は反対だな、と思いました。

 

まずそもそも、漫画が終わっていなくてこの先の筋がわからない。

最近、まだ続いている漫画をドラマでもやってしまうこと多いですよね。

前からそれもどうかと思っていたんですが、今回のこの漫画はかなりきわどい設定。

このストーリーでいくら「誘拐」が少女を救う手段だったとはいえ、その生活を続けていて、その決着をどうつけるのか今の時点ではわかりません。

もちろん「お兄さん」「幸」ともに今の状態が犯罪だということは自覚していて、この先その生活が変わるのは予想はできますが・・・。

でも「誘拐」は「幸」を救うための突発的な行為だったとして、それ以前にいじめや虐待されている「幸」を見るだけ(抵抗もしない少女を「嫌い」と言いつつ気になって観察)で盗撮、写真を部屋に貼って眺めていた「お兄さん」。

それを見た「幸」が「お兄さん」が自分を好きで盗撮していたと勘違いして

「幸のことこんなに好きな人いるんだって嬉しかった」って言うんですが・・・。

いくらそれまでの「幸」が人間的な暮らしを送っていない設定だとしても、この言葉はまるで盗撮している人間が都合よく思いこみそうなことじゃない?

 

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それから、あらためて被害者の立場に立って考えてみました。

設定が似ているという埼玉朝霞市の女子中学生誘拐事件・・・

「逃げられたはずなのに逃げなかった」という精神状態が、この主人公の「幸」のように、「本当は本人の意思なんじゃないの?」と思っていた人、実際にたくさんいたようですね。

その誘拐された少女がしていたように、漫画の主人公「幸」もネットやテレビでクラスメイトや親が自分を探しているのを知りますが、「幸」はその人たちに「偽善者!」と思います。(「幸」は家族に虐待され、クラスメイトにはいじめられていたので)

これは実際の事件と関係ないと言われても、誘拐された被害者や家族が目にしたらすごく嫌な感じだろうな・・・。 

実際の少女誘拐事件では、被害者の少女はPTSDを負い、この先もどういう影響があるかわからない。

 

 自殺願望を持った若い女性たちがtwitterで連絡をとった見ず知らずの男に出会い、お金を奪われたり性暴力を受けたりした後にアパートで次々に殺された、とんでもなく恐ろしい事件もありましたよね。

 

漫画の中で違和感のあった場面は他にもありました。

一緒に住み始めた「幸」がお兄さんに体を洗ってもらうんですが、それは虐待によってあざだらけの体をお兄さんに見てもらう目的だそうで?

カミソリを見せても怖がらない「幸」に(恐怖感が麻痺している)と感じる「お兄さん」は彼女の心と体の傷を知って衝撃を受けるんですが・・・。

性被害受けた少女が、付き合ってもいない若い男性に体を洗ってもらうのがそもそも「え?」だし、そんな少女を洗いながら、ただ彼女の傷を思いやる優しい「お兄さん」て・・・そんな対応期待したら、少女は間違いなく2次被害受けるよなぁ。

 

ここまで書いて、この漫画へ感じていた違和感がわかりました。

盗撮や誘拐をした「お兄さん」は今までの少女漫画の常識からは異色なんですが、中身は少女漫画に出てくる「素敵な彼」そのままなんだって。

(マスクしてるけどイケメンだし!この「お兄さん」がこの漫画人気の大きな要素)

漫画ならまだ「フィクション」感があるけど、実写にすることでリアリティが高まる気がします。

 

今の日本で毎日のように未成年の子供達が狙われて犯罪にあったりしているのを考えると、周囲に虐げられている女子生徒を唯一助けた相手が「前から少女を盗撮していた見ず知らずの男性」という設定のドラマを全国放送する意味って、何・・・?

色々な影響が生まれることが予想されるこのドラマをあえて放送する意味を、制作側はどれくらい重く考えていたのかな?

 

表現の自由」って、特定の誰かを傷つけたり、似たような犯罪を増やすかもしれないってことよりも大事なことではないと思う。 

うちの中学生たちの意見

この漫画、長女が今年購入したものです。

この漫画をもとにした実写ドラマがどうして全国での放送を取りやめたのか知ってる?と聞いたら長女、次女とも「知らない」と・・・。

少女が誘拐されたあの事件すら知りませんでした。

聞いたことあるような・・・程度。

ちなみに実写ドラマ化に対しては二人とも反対でした。

その理由は私とは全く違って、「漫画を実写にするとイメージが崩れるから嫌だ」ということでした。

 

この事件を知らないで買った子供達からこの漫画を取り上げるつもりもないし、この漫画がこれからどういう決着をつけるのかは興味があります。

 ただこの漫画がモデルにしたかのような、実際の被害者がいる少女誘拐事件があった、ということは言っておきました。

 

このドラマは全国で放送中止なのではなく、関西では放送予定だそうです。

それも不思議といえば不思議なのですが、最近少女が巻きこまれた事件がすべて関東で起きていることで影響度が違うという判断なのかもしれません。

関西圏ではどういう反応があるのか気になります。

 

suisa.hatenablog.com

 

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まさかの見逃しで焦った「あなたには帰る家がある」最終回!

昨日とうとう最終回でしたね。

楽しみにしていたんですよ!

なのに、お酒を飲んでいたせいか眠気が・・・。

寝室で見ていたんですけど、開始10分でまさかの寝落ち!

気がついたら夜中の2時くらいでした。

で、録画もとってない!

焦りまくりましたが、動画配信サービス「Tver」で期間内なら無料で視聴できるんですね!

tver.jp

は〜、良かった良かった。

 

今まで面白かったのに、最終回で残念な感じになってしまうドラマも多いんですが、このドラマは最終回も予想がつかず面白かったです。

以下はネタバレありの感想です。

 

超簡単な最終回のあらすじ(ネタバレ!)

真弓(中谷美紀)は綾子に太朗のもとに戻るように作戦を練るが、綾子はしぶとい。

でも、秀明との間に愛がないこともわかっていた。

とうとう離婚届を出そうとする太郎と共に秀明の職場に来た真弓。

その場から逃げる綾子を追って4人ともエレベーターに閉じ込められてしまう。

その中で皆が自分の気持ちを吐露するのだった。

結局「俺も変わるから、戻ってこい」と言う太朗のもとへ帰る決意をする綾子。

よりを戻したがる秀明に対して真弓は簡単にはうなずかない。

しかし、程よい距離感で会い続けるシーンがあり、二人の将来もよりを戻すこともあるかも?と予感させるのだった。

 

真弓が簡単に秀明とよりを戻す展開にならないのが良いですよね。

でも秀明がさんざん真弓や綾子に責められているシーンが、結婚発表した玉木さんへの戒めみたいで笑えました。

あのシーンしたら、リアルであんな体験は絶対したくないって思いそう。

 

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そしてドラマ終盤から急に株が上がった太朗。

ユースケ・サンタマリアさんのあの演じ方がすごく良かったです。

でも、自分の子でもないのに妊娠している綾子ごと受け入れたのに裏切られ、逃げていった綾子のこと、あんなにすっきり許せますかね?

もしできたら相当、器が大きい!

 

で、一見良妻賢母の鏡みたいな女性なのに、人としてのルールや大人の常識を破り自分の思うままに行動する綾子。

やっぱりね・・・木村多江さんが最高でした!

働いている定食屋での強がりマウンティングも笑えました。

でも中でも印象的だったシーンが・・・。

閉じ込められたエレベーターで、みんな喉がカラカラな中、水筒を持っている綾子(ここら辺がさすが)が一番最初にお茶をあげるのが秀明、そしてその次が茄子田。

そして次は自分が全部飲んじゃって真弓にはあげないという・・・!

そういう、結局は自分の気持ちに正直なところが、なんとなく憎めない人物像になるんだなぁ(脚本うまい!)。

真弓に「ごめんなさい」言わないのか!と思ったけど、真弓の考え間違いで6文字だったんで、まあしょうがない?

 

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そしてやっぱり今回のドラマで一番「おおっ!」と思ったのが中谷美紀さん。

あんなにコメディっぽい演技は今まであまり見たことなかったし、その間に見せる悔しい表情や悲しい表情・・・すごく演技の幅が広い女優さんなんだなとあらためて思いました。

原作とはだいぶ違う真弓像ですが、魅力いっぱいでした。

これから「メンチカツ」食べるたびにこのドラマのこと思い出すんでしょうかね?

 

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これで今期見ていたドラマは皆終わってしまって寂しいなぁ。

この同じ枠では、「チア☆ダン」という青春ドラマが始まるようです。

ちょっと対象が若い感じがして、見るかは微妙です・・・。

 

見逃した方、7月13日の21:59分までTverで見られますよ!

suisa.hatenablog.com

 

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ゾンビよりも怖いのは・・・人間だ!「ウォーキング・デッド」

少し前になるんですけど、Amazon prime videoで予想外にはまってしまったドラマがありました。

アメリカで2010年から放送されていた「ウォーキング・デッド

一言でいうとゾンビがこれでもか!というほどたくさん出てくるドラマです! 

 

ダンナが見たいというので見始めたんですが、ゾンビがとにかく気持ち悪い!

かわいらしいゾンビ映画もあると思うんですが(あるのか?)、このドラマにでてくるゾンビはけっこうリアル。

しかもすぐに銃殺したり、殺し方がエグかったり、表現がけっこう残酷なんです。

子供と一緒には絶対に見られません。(そもそも視聴の年齢制限あります。)

 

・・・でも、見ていくうちにすっかりはまって、シーズン7まで見終わりました。

 

まだ見ていない人のために、ちょっと紹介したいと思います。

 

 

ウォーキング・デッド」の超簡単なあらすじ

アメリカ・ジョージア州で保安官として働くニックは、勤務中に怪我をして昏睡状態になってしまう。

その後病院で目覚めたニック。

・・・しかし、周囲はとんでもないことになっていた!

町中にゾンビが溢れかえっていたのだ。(その後ゾンビのことを「ウォーカー」と呼ぶようになる)

自分の妻と息子を探すニック。

そして家族と再会したり、信頼できる仲間ができたり失ったり、争ったりしながら安住の地を求めて放浪する。

 

ざっくりすぎてごめんなさい。

あんまり詳しく書くとネタバレになってしまうので・・。

 

最初はゾンビのあまりの気持ち悪さに目を背けたくなりました。

ゾンビはいつも空腹で、人間を食べるんです。

そして食べられたり噛まれた人間も、ゾンビになってしまいます。

とにかく退治するのには頭を破壊しないといけないんですねー。

やっつけ方もとにかくグロい。

 

でも話が進むうちに、ゾンビより怖いのが人間だな!って思うように。

とにかくゾンビがどんどん増えて押し寄せてくるので、人間はゾンビに襲われない地を求めて移動するのですが、そこが常に取り合い!

ゾンビがいなくても殺し合いなんです。

正直、死んだ方が楽かも?って思ってしまうくらい、常に戦い・・。

だけど、その中で出てくる人の個性や知恵、魅力があるのでやっぱり見続けてしまうんですよね。

 

主要な登場人物

リック

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元保安官

リーダーシップが取れ、生き残りをかけた戦いで常にグループの指揮をとる。

しかし、現実の厳しさと絶望感でたびたびおかしくなったり独裁者的な振る舞いをしたりする。

いわゆる「正義のヒーロー」ではなく、けっこう人間臭く弱い部分もあり。

 

グレン

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日本人かと思ったけど、韓国系アメリカ人。

穏やかで、登場人物の中で私は一番親しみが持てた。

 

カール

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リックの息子。

サバイバルの世界で順応できる、していこうという姿は「この世界じゃしょうがないか・・」と思いつつも見ていて悲しい。

シーズン1の幼くてかわいい姿から、徐々に青年に育っていく姿に、撮影期間の長さを感じます。

  

ダリル

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寡黙な1匹狼・・なイメージだけど仲間思いの優しくて頼れる男。

正直リックよりずっとまとも。

どうやらこのドラマでは1番人気のある登場人物みたいです。

 

キャロル

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夫のDVに悩む妻だったが、弱いと見せかけ実はかなりタフ。

精神的にも戦闘能力も・・・。

話とは全く関係ないですが、すごくスタイルがいい!

まあリックも、その奥さん(ローリ)もなんですけどね・・・。

 

ミショーン

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女剣士。日本刀を振り回してゾンビをバッサバサと倒していく。

クールで頼もしい。

でも途中でまさかの展開・・・(これは見てのお楽しみ?え!?って感じでちょっと納得いきませんでしたが)。

 

他にもたくさん個性豊かな登場人物が出てきます。

なんていったってシーズン8まで続いていますからね(シーズン9は今製作中)。

ちなみにシーズン8はAmazon prime videoでも見られますが、有料(1話100~150円)です。

  

 でも見始める時には注意が必要です。

まず、ハマると当然のことながらかなりの時間を消費されます。

途中、グロい表現や救いようのない展開があったりします。

 

なので、精神的に弱っている時や残酷シーンが苦手な人は見始めない方がいいかもしれません。

 

細かいところ言うと、もしこんな状況になったらとにかく食べ物を探すだけで1日の大半が費やされると思うんですけど、皆戦ってばかり・・・。

その割にはそんなに痩せていないという?

中には見ているうちにどんどん太っていく女優さんもいて、「おかしいだろ!」ってツッコミまずにはいられませんでした。

でもこんなに見続けたのは「24」以来ですね。

 

・・・とはいえ私はシーズン8まだ見ていませんが。

シーズン7でちょっと面白みが半減してしまって。(登場人物の死とか話の展開とか)

もう少し前のシーズンだったらお金をだしても見たかったと思うのですが、シーズン8ではまたもや主要人物の死が予想されるので、積極的に見る気にならないんですよね。

とはいえ、シーズン8がフリーになったら見ますけど。笑

 

ウォーキング・デッド、最近のニュース

今シーズン9を撮影しているそうですが、リック役のアンドリューリンカーンがシーズン9で契約を終了したというニュースが目に入りました。

 

ええ・・・とうとうリックが?

主人公にしては色々アレな人だけど、それでも常に皆を引っ張っていこうとしたリック。

その中心人物がいなくなってしまうのは、さらに見る気がなくなるかも。

そしてマギー役のローレン・コーハンも降板の噂が・・・。

 

しかしそのかわりに(?)元相棒シェーン役だったジョン・バールサルが復活らしいのです。

 

確かに撮影期間が相当長いので、プライベートな問題、ギャラの問題、制作側との考えの違い・・・などなど色々あるんでしょうね。

 

見ていない人でも楽しめるアプリ

全然話変わりますが、ウォーキング・デッドをモチーフにした携帯ゲーム「ノーマンズ・ランド」が日本でも配信開始しました。

 

RPGはほぼやったことないのですが、入れてみました。

 こんな感じです。↓(合成しています)

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それから「Dead Yourself」という、顔を簡単にゾンビにできるアプリもありました。

このアプリで自分の顔を撮ると、色々なゾンビトッピング(?)が追加できるんです。

それで作った写真がこちら↓

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ギャ〜!!!

キモぉおおおおおおお!!!!

 

・・・と思ったあなた、これすんごくソフトに加工しています。

斧とか裂けた口とかすごくグロいんですが、最後にアプリで誰かに送れ!としつこいんですよね。笑

誰にも送る人いなかったんで(こんな写真送ったらドン引きされるわ〜)ここに載せました。

でもこれで「うげぇぇぇ、見たくない」と思う人は、ウォーキング・デッドを見ない方が良いでしょう。

実際に出てくるゾンビは、この100倍くらいキモいです。

 

逆に、土に半分埋まっていたり、水の中にいたり、色々なゾンビの形態が見られるので、ゾンビ好きにはたまらないと思います。

 

とりあえずフリーで見られる環境でキモ・グロが好き、もしくは大丈夫な方、ゾンビの世界にはまってはいかがでしょうか?

 

 

3人「父」がいるけれど・・・

今週のお題「おとうさん」

 

今日は父の日。

我が家の娘たちは、パパに料理やらデザートやらを作るというので、材料を買ってきました。

私は密かに「今日の夕食は手抜きできる・・・」ってほくそ笑んでおります。

 

で、私も「父」にローストビーフを送ったのでお礼の電話がきました。

昔はタバコをすっごく吸っていたようだし糖尿病でもあるので、男性の平均寿命を超えても元気(本人はあちこち悪いと言っているけど)なのはある意味すごい。

でもそうそう会えないので、毎回「今度が最後かも・・・」と思ったりもしています。

 

実は父といっても私とは血の繋がりはなく、母の再婚で私が4歳の時から父になり、その後母と離婚したので、生物学的にも法律上でも「父」ではありません。

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私の実の父は再婚していて、離婚後は数回しか会ったことありません。

夫にも父はいますが、義母と離婚し、夫とはほとんど連絡をとっておらず・・・。

 

私にはつまり、3人「父」らしき人物がいるのですが、「父」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、法律上でも遺伝子上でも関係ない人物なわけで・・・。

それ考えると親子って「なんだろうな?」って思います。

 

本当は親子の繋がりは「血縁+思い出」なんだろうけど、気持ちとしては「思い出>血縁」。

ただ、実の父は漫画家を目指していて、全く私は父には何も教わったことはないけど、気がついたら絵を描いていたので、それは血なのかもしれない。

 

 

本当は親子ってすごく色々な形があると思う。

血が繋がっていて、一緒の家で暮らして、たくさんの思い出もあって・・・

それが一般的に見えるけど、そうではない家族もたくさんある。

 

子供を作れば自動的に「親」にはなるけど、子供が成長して行く上で色々なことを一緒に体験したり自分の経験や知識を教えたり、子供のことを思って悩んだりするのが「親」なんじゃないだろうか。

 

それがなければいくら実の親だって他人と一緒。

だから、子供の頃から色々な思い出をくれた「父」には感謝してる。

 

ところで長女と次女が作った料理、時間がかかったけど大成功でした!

 

長女が学校で育てた小松菜入りの、里芋とベーコンのドリア。

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次女はカツオの刺身入りサラダ。

と、

炭酸ゼリー

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うん!

前までつきっきりで一緒に見ていたけど、今は自分だけで作れるようになりました。

子供は成長していくなぁ。

原作は夫婦の役割の逆転が大きなテーマ。「あなたには帰る家がある」

金曜ドラマ「あなたには帰る家がある」見てますか?

前回、真弓が夫(秀明)の浮気相手(綾子)の夫(茄子田)と良い雰囲気になるという、まさかの展開が!ますます目が離せません・・・。

 

で、気になって原作を読みました。

そしたら、だいぶドラマと違った印象だったんですよね・・・。

 

原作は山本文緒さんが1994年に集英社から出した単行本。

なんと今から25年くらい前に書かれた小説なんです!

  • ドラマと原作の登場人物設定の違い
  • 原作を読んだら、真弓のイメージは夫を許したあの(元)議員だった!
  • 夫婦の逆転だけではなく、夫同士の「逆転」も見所だった!(ちょっとネタバレ)
  • ドラマの面白さはやっぱり俳優さんと脚本が大きい!

 

ドラマと原作の登場人物設定の違い

佐藤真弓

ドラマ・・・42歳 娘の中学受験のあと旅行会社へ勤め始める

原作・・・28歳 娘(麗奈)が1歳になる頃、保険のセールスレディを始める

 

佐藤秀明

ドラマ・・・40歳(くらい) 住宅メーカー勤務は同じ設定

原作・・・26歳 

 

佐藤麗奈

ドラマ・・・中1

原作・・・1歳

 

真弓の両親

ドラマ・・・母は浮気していた父と離婚

原作・・・父母離婚しておらず

 

茄子田太郎

ドラマ・・・40代後半 痩せていてちょっとねちっこい感じ(ユースケさんの演技でそう見えてます)

原作・・・33歳 小太りで絵に描いたような?スケベジジイ

 

茄子田綾子

ドラマ・・・40代後半

原作・・・30歳くらい

 

茄子田の子供

ドラマ・・・高校生くらいの男の子

原作・・・二人いて長男が4年生。次男が2年生。

 

ドラマでは佐藤秀明・茄子田綾子二人の不倫と、それによって引き起こされる真弓や茄子田の家族との泥沼化が中心です。

最近の見せ場は綾子のサイコぶりですよね。(^ ^;)

 

原作では、それと同時に夫婦の役割の逆転ということが大きなテーマです。

やっぱり90年代だからでしょうかね・・・。

 

原作を読んだら、真弓のイメージは夫を許したあの(元)議員だった!

原作あらすじ

商社勤めに疲れた真弓は、付き合っていた秀明をハメて妊娠、結婚。

出産し、自分の希望通りの専業主婦生活を送っていたはずだった。

しかし24時間言葉の通じない子供相手の日々にどんどん閉塞感を募らせ、やっぱり働きたいと言いだし、保険のセールスレディになる。

しかし段々と秀明の間に距離を感じるうち、秀明の浮気に気がつく。

そしてその相手が秀明の顧客であり自分も仕事で関わりのある、茄子田の奥さんだと知る。

悩む綾子。しかし、やっぱり秀明のことを愛してる。

 

・・・離婚してしまうドラマと違って原作では離婚しません。

 

「専業主婦」が全く自分の思い描いていた理想と違ったのと同様、家族を養う覚悟で働く厳しさを実感する真弓。

しかし結局は「自分が働いて夫と子供を養っていく道」を選ぶのです。

 

そのエネルギッシュさと、夫の浮気も許す器・・・どこかで聞いたことある?

まるで金子恵美(元)議員じゃないですか!

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金子さんは、自分の妊娠中に夫の宮崎(元)議員がグラビアアイドルと不倫したことが世間に知られ、夫はバッシングされた上に辞職することになってしまいましたよね・・・。

妊娠中の浮気(しかも自宅で)という、ゲスと呼ばれても仕方のないことをした夫を許したのですが、世間の理解は得られずに前回の選挙では落選してしまいました。

(やはり今の風潮では、そんな夫とはさっさと離婚した方が応援できると思われるのか、ドラマでも真弓は秀明と離婚する設定にしたんでしょうね。)

 

踏んだり蹴ったりだと思うのですが、夫も反省し、子供の面倒もかなり見ていた(育児休暇とると言っていただけあって?) そうで・・。

金子さんは見るからに「専業主婦」では収まらなさそうですし、女性が子供を産んでもハードな仕事を続けるのは、実際は相当高いハードルがあります。

ましてや政界なんて男尊女卑の権化みたいなイメージ。口では女性登用とか言っているけど、あくまでイメージ戦略(あら、ゲス極の曲名じゃない)の要素がまだまだ大きいのでは・・・。

金子さんは難産だったらしいので、その後赤ちゃんのお世話をするのはかなり大変だったと想像できますし、もし夫を許せたら(これがなかなか難しいけど)、赤ちゃんのお世話をしたり買い物へ行って家事をしたりとかいがいしくしてくれる夫がいたら相当助かりますよね。

一般人と違って、世間が自分のかわりに夫をこれでもかと責め続け、しかも辞職までしたのだから、金子さんも気も済んだのかも?

綾子に心惹かれた秀明と違って、あの宮崎(元)議員は単なる浮気に見えますから。 

ちなみに宮崎(元)議員は今は事業を起こして経営者になっているようです。

けっこう肉食系でアクティブ?なので秀明とはイメージ違いますね。

夫婦の逆転だけではなく、夫同士の「逆転」も見所だった!(ちょっとネタバレ)

以下ちょっとネタバレになります。

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