勝手気ままにイラストコラム

音楽・芸能ネタのイラストコラム。育児マンガ・水彩イラストは「Suiの水彩日記」にて。

大家族 石田さんチ(が大変だ!)

私、テレビの「大家族もの」が大好きなんです。

だから、今まで色々な大家族ものを見てきました。

 でも正直、見ていて「え!?」って思ってしまう大家族もいたり。

やっぱりあまりにも経済的に苦しそうだと、ちょっと子供達がかわいそうな気持ちにもなったりしました。

最近はあまり大家族ものも見なくなってきてますが、でも石田さん家は変わらず放送していますね・・・って、子供達はもう独立してますが。

 

石田さん家(親が60代)くらいでも、子供9人いる家族はなかなかいないですよね。

もとはたった二人の夫婦から、全然違う性格の子供達が生まれてくる。

そして、それぞれに反発したり自立して・・・微笑ましく思える部分もあるのですけど、だいたいがシビアな現実で「子供がたくさんだから幸せもたくさん!」と言えるような感じでもなく。

 

子供が多い分だけ家事は増える、揉め事は増える、お金がかかる、そして心配も増える・・・。

真面目に親やると、子供の人数分だけ(性格にもよるけど)親の度量が試されるんだなぁとつくづく思います。

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でもなんだかんだ言いながらもお父さんはずーっと働いて家族を養い、お母さんは困ったことが起きても「あははー」という感じで笑い飛ばす。

やっぱり大きいな、この夫婦は。

 9人も一人前に育て上げるっていうのがどれだけの忍耐力とパワーがいるんだろう。

一昔前は子沢山の夫婦もけっこういたんでしょうけど、昔は皆が高校やその先まで行っていたわけではないだろうし、今は子供一人にかかる親の労力が昔とは違うと思うんです。

そして昔と違ってある程度はバースコントロールができる今、「子育て」は労力大・リスク大だと皆感じているからこそ、子供がいる周囲をみても、子供の数はせいぜい二人、多くても三人くらいです(我が家は三人でもう色々な意味で限界です)。

 

今まで揉め事が絶えなかった石田家、今回は六男と七男が美容師をやめたいと宣告して、お父さんと揉めます。

大変な思いをして、学費も払い終わって、ようやく一人前になったと思ったら、数年で美容師やめるという・・・(本人は簡単じゃない思いかもしれませんが)。

そんな子供達にかけるお父さんの絞り出す言葉が、身につまされました。

 でもそれってやっぱり自分が親になったからでしょうか。

  

でもお父さんと揉めていた六男(有志)の方は、転職先も決めていて、それは今までの経験も活かせるもの。

「言い方」云々でケンカになっていたけど、別に安心じゃないのかなぁ。

でも七男(隼司)の方は「何がやりたいかわからない」って・・・。

だからといって積極的に探す風でもなく、ちょっとこちらは心配。

そのひょうひょうとした感じが七男(隼司)の魅力でもあるとは思うんですが。

 

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でも七男は子供の頃、兄弟ゲンカで包丁持ち出したりフライパン持ち出したりでかなり激しかったんですよね。

もうその時に魂燃やしつくしてしまったのかな?というような感じさえしました。

本気で取り組めること、これから見つかるんでしょうか・・・。

 

ツイッターなど見ていると、六男にお父さんが言った「恩を仇で返しちゃいかん」という言葉に批判が多かったですが・・・。

でも美容師で5年勤めて中堅になって、お父さんも安心していたんでしょうね。

そして七男の場合はたった2年でやめるのは、まだ本当にその仕事の本質をわかる前。

指導したり職場で教えてくれた人たちも裏切ることになる、ということじゃないのかなぁ。

美容室側からしたら、給料分の働きをようやくしてくれるようになったらいなくなる、という感じでしょうか?

  

とはいえ、子供の立場で考えると「いくら学校や資格取るお金だしてもらったって、合わないものは合わない」んですよね。

それなら、入る前に言ってよ。お金も時間ももったいない!

と思いますが、でもやってみないとわからないわけで。

本当に死ぬほど嫌なら、早くやめたほうがいいですからね。

 

ただ一つ思ったことは、仕事なら合わないと思えばやめられる。

転職したってかまわない。

資格だって、せっかく取ったって無駄にしたっていい。

 

だけど、「親」は一度なったらやめられない。

自分が「親」に向いてないって産んでから気がついても、子供と気が合わなくても、かわいかった子供達が、予想外のことばかりしでかしても・・・。

 

 必要に迫られてかもしれないけど、「自分」よりも「誰か」のための最善の道を探しながら生きていく人生。

それは頭で思うより簡単じゃない。だからすごく重い・・・。

だけど、あの夫婦はやっぱり底辺に「愛」があるから、安心して見てられるんだろうな。

 その「愛」は完璧な愛ではないけど、やっぱり普通の人より大きな「愛」を持っているんだなと感じます。

 

そして子供ではないですが、愛犬アリーの死が、見ていてすごく悲しかった。

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子供達はある意味好き勝手に育っていくわけですが、犬はずーっと「子ども」なまま。

お母さんが好きで、甘えて寄り添って。 きっとお母さんにとって癒しの存在だったんだろうな・・。

一緒に生きてきた飼い犬が死んでしまったのは、子供が独立するのとは全然違う寂しさだと思います。

  

長女と三男は最近テレビにはまったく出てこないですが、連絡は取れているようです。

もうテレビなどで干渉されるのが嫌なのかも・・・。

 

お父さんとお母さんは、これからは自分のやりたいことをして輝いてほしい。

お母さん、子育ての負担が少しずつなくなったせいか(介護は引き続きですが)なんだか若返ったように見えました。

夫婦とも、講演会は大盛況みたいです。

 

次の放送では、七男(隼司)が自分の人生を切り開いていく様子が見れたらいいなぁ、と勝手に思っています。

 

 

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